月の沙漠

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ラジオ深夜放送を聴いていたら繊細な弦の前奏(もしかしたら琴かもしれない)から聞きなれた歌が流れてきた。
透明で前に伸びる声・・メゾソプラノの波多野睦美さんの声でした。
加藤まさを作詩、佐々木すぐる作曲の「月の沙漠」。
以前にピアノと歌だけで一人ボランテイアをしたとき、お年寄りに歌いたい歌のアンケートを取った際に
この歌を挙げた方がいた。
自分自身、小さい頃にどこで聴いたのか憶えていないけれど、よく知っている歌というのはたくさんあって、
これもそんなうたのひとつだった。
むかしはただ、アランビアンナイトの王子様とお姫様のお伽噺のようなイメージしかなかったけれど
昨夜、流れてきた波多野さんの透明な声に、それもただ何の誇張もなく気負いもなく淡々と歌っているだけなのに、
それがかえって哀しみを誘う。
黒い夜の中をひたすら静かに砂丘をまっすぐに歩いてゆくふたりの姿が、
まるで許されない恋の道行きであるかのようなイメージさえ呼び起される。
もしかしたら、作曲者作詞者はそういう思いを歌に託したのかもしれない、とも・・。

演奏する人によって歌は変わる。
この曲の舞台となった千葉御宿の砂浜をまた訪れてみたいと思う。
(後日この地を訪れ、タイトルは「月の砂漠」ではなく「月の沙漠」と表記することを知りました)


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by myway2015 | 2015-03-06 21:41 | Comments(0)

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