だれが風を見たでしょう

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雨が降りだす最初の一滴
雨と晴れの境いの土の上
風が吹き出す最初の揺らぎ
つぼみの開くその一瞬
さなぎが孵るかすかな震え
波の生まれる海のどこか

どれだけ残っているのだろう
見ていないもの聞いていないもの

                      風         原詩 クリスティナ・ロセッティ
                          日本語作詩 西条八十

だれが風を見たでしょう
ぼくもあなたも見やしない
けれど木の葉をふるわせて
風は通りぬけてゆく

たれが風を見たでしょう
あなたもぼくも見やしない
けれどこだちが頭をさげて
風は通りすぎてゆく

この詩はまだ中学生のころにどこかで読んで強い印象を受けたものだった。
草川信がこの詩に作曲しているのを最近初めて知り、イメージがわいて自分でも作ってみた。 

ジャン・コクトー、堀口大学訳詩のこれも好きな詩。 


貝殻の耳

わたしの耳は貝の殻
海を響きを懐かしむ


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by myway2015 | 2015-08-23 15:38

思いつきひとりごと


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