Ma Vie (私の人生)

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友人から毎年いただくカレンダー。おもに詩人くどうなおこさんの詩が月ごとに載っている。
今年も届いた来年用のものには製作から30年経った記念としておみくじハガキが入っていた。
そのおみくじは数種あって、誰にどのおみくじが当たるか包装を開けてのお楽しみなのである。
でもどのひとのおみくじも「大吉」らしい。

わたしに当たったのはこれ。

「わたしはわたしの人生から出ていくことはできない
 ならば ここへ花を植えよう」

あきらめとはちがう、ひとつの潔さ・・幾度も幾度も外の世界をめざし、自分の人生をやりなおし、挑戦し続けた末に
たどりついたゴール・・決意のようだと思う。そしてゴールはまたスタートでもあるのだろう。

お説教めいた文言は好きではないけれど、今この偶然のように舞い込んだおみくじのことばには強く胸を打たれる。

古いシャンソンに「Ma Vie」という歌がある。詩も曲もアラン・ヴァリエール。
あまり日本ではポピュラーではないし、詩も平凡な恋の歌なのだけど、ちょっと思い出した。

「潔さ」と云う意味では佐藤春夫のこの詩も壮絶。
 
 別離
 人と別かるる一瞬の
 思ひつめたる風景は
 松の梢のてっぺんに
 海一寸に青みたり。

消なば消ぬべき一抹の
 海の雲より洩るやらむ、
 焦点とほきわが耳は
 人の鳴咽を空に聞く。

 




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by myway2015 | 2015-10-26 15:32

思いつきひとりごと


by BIKO
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