2015年 12月 24日 ( 1 )

くるくるくるくる糸紡ぎ

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初めて和綿から糸を作る。
こういう仕組みなのかと驚きました。


はじめは手作業、紙縒り(こより)を作るように指で繊維を捻ってゆくと
ふわふわの綿の中からスルスルと糸が出てくる
20センチほどになったらスピンドルに巻き、糸を撚(よ)る、縒りながら巻く、巻きながら牽く・・・
撚ったら微妙な力加減で糸を牽く、このバランスが悪いと一様な太さが保てない。
どんなに細くても上手く撚った糸は切れない。


糸が紡げれば、洗ったり干したりさらに撚りをしっかりさせてから、縦糸と横糸に分けて布を織る。
織ることは絡めること、ほどけばまた糸に戻る・・・
しっかりしたものができるのは撚ったときや絡めたとき。
撚りを戻すと糸にはならない・・・
ゆるめれば穏やかな綿のやわらかな繊維に戻る。
撚りが戻るということはそういうこと

とにかくも、これは土からできた。
土に育まれて種は芽を出し、花になって綿と云う実をつけ、紡がれて糸となり織られて布となり
布はまた糸によって縫われ人々のまとう衣となる。

紡いでいると内面と対峙できるような気がします。
・・・・・・

シューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」
8分の6拍子の左手は冷静に絶え間なく廻る。
歌はその機械的な16分音符に鼓動を早められ、耐えきれず叫ぶ。
「・・und ach, sein kuss!」と

忘れようと、忘れずにいようと、忘れようと、忘れずに・・・
繰り返し繰り返しスピンドルが廻るように想いは静まらない。


・・・・・・・・・・

糸紡ぎ体験は楽しい。小さな子供たちにさせてあげたいものです。



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by myway2015 | 2015-12-24 14:18 | Comments(0)

思いつきひとりごと


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