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カナメ・タンゴ

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タンゴは失恋したときに聴くのがいい、と言っていたのは誰だったろう?
父が好きだったアルフレッド・ハウゼとオーケストラの流麗なコンチネンタルタンゴの数々。
時が経ってピアソラとヨーヨーマのリベルタンゴも衝撃的だった。
西陽を受けて燃え上がるベニカナメに、タンゴの情念の様なものを感じてしばらく見つめていた。
物置小屋に映ったその影は、その強烈な赤とは反対に幻想的で静かで日本的でさえある。
桜が開花し始めた春の日。



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by myway2015 | 2015-03-26 20:40 | Comments(0)

3月の別れ

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2月の、まだ冷たく雪のたよりが届く時季は、春を待つ喜びと緊張感で心が沸き立っているのだが
3月も中旬となると春霞の中にぼんやりと置かれているようで所在ない。
木の芽は芽吹き、つぼみは膨らみ、春の来る喜びに満ちているのに。
これは花粉症だけが原因ではあるまいに。

最近ではどうしてもこの歌が口から出てくる。
武満徹作曲、谷川俊太郎作詩「三月のうた」

わたしは花を捨てて行く
ものみな芽吹く三月に
わたしは道を捨てて行く
子等のかけだす三月に
わたしは愛だけを抱いて行く
よろこびとおそれとおまえ
おまえの笑う三月に


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by myway2015 | 2015-03-17 10:43 | Comments(0)

汽車の窓

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北陸新幹線が開通し、北海道新幹線開通も間近となった。
「今は山中、今は浜、今は鉄橋渡るぞと、思う間もなくトンネルの闇を通って広野原」
と歌われた文部省唱歌「汽車」の歌。
まだ汽車や電車の窓が自由に開閉できる頃、海の見えたときは思い切り窓を開け、
ホームで汽車(電車)を待ち受ける駅弁売りさんから駅弁を買ったものだった。
「窓から手や頭や足を出さないでください」とアナウンスも入ったのものだった。
大きいカーブでは窓を開けて(少しだけ)顔を出していると前方向の車両とつながっているのが見えるのも楽しかった。
新幹線の発達で日本列島は狭くなり、窓も小さくなった。
汽車や電車の窓から海や山やたくさんの動く景色が細切れにさえぎられ,
見えにくくなるのはなんとも寂しい。
草の匂い、山の匂い、海の匂い、・・それも含めて鉄道の旅である、


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by myway2015 | 2015-03-14 09:21 | Comments(0)

月の沙漠

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ラジオ深夜放送を聴いていたら繊細な弦の前奏(もしかしたら琴かもしれない)から聞きなれた歌が流れてきた。
透明で前に伸びる声・・メゾソプラノの波多野睦美さんの声でした。
加藤まさを作詩、佐々木すぐる作曲の「月の沙漠」。
以前にピアノと歌だけで一人ボランテイアをしたとき、お年寄りに歌いたい歌のアンケートを取った際に
この歌を挙げた方がいた。
自分自身、小さい頃にどこで聴いたのか憶えていないけれど、よく知っている歌というのはたくさんあって、
これもそんなうたのひとつだった。
むかしはただ、アランビアンナイトの王子様とお姫様のお伽噺のようなイメージしかなかったけれど
昨夜、流れてきた波多野さんの透明な声に、それもただ何の誇張もなく気負いもなく淡々と歌っているだけなのに、
それがかえって哀しみを誘う。
黒い夜の中をひたすら静かに砂丘をまっすぐに歩いてゆくふたりの姿が、
まるで許されない恋の道行きであるかのようなイメージさえ呼び起される。
もしかしたら、作曲者作詞者はそういう思いを歌に託したのかもしれない、とも・・。

演奏する人によって歌は変わる。
この曲の舞台となった千葉御宿の砂浜をまた訪れてみたいと思う。
(後日この地を訪れ、タイトルは「月の砂漠」ではなく「月の沙漠」と表記することを知りました)


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by myway2015 | 2015-03-06 21:41 | Comments(0)

やよいのそらは

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冷たい北風の名残りと花粉を含んだ春風がせめぎあっているのか、寒いのだか暖かいのだかわからず、
何を着ようかと衣服に悩み、散歩に出掛けようかどうかと迷う。
ややこしい季節である。
作詩 相馬御風、作曲 弘田龍太郎 の「はるよこい」♪
「・・あるきはじめたみいちゃんが あかいはなおのじょじょはいて おんもへでたいとまっている」
ひらがなで書くか漢字で書くか、詩人は迷うのだろうけど、やはりひらがなははんなりとやさしい。
「・・歩き始めたみーちゃんが 赤い鼻緒のじょじょ履いて、おんもへ出たいと待っている」
うん、かなり感じが違います。

日本古謡の「さくら」
実はこの歌はあまり好きではない。
感覚的な問題で原因ははっきり自分でもわからないけれど、雅びすぎるのかな?
音楽が大好きで三味線も弾いていた実母が琴の音が嫌いだといつか言ったことがある。
もしかしたら同じような感覚なのかもしれない。









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by myway2015 | 2015-03-04 12:19 | Comments(0)

思いつきひとりごと


by BIKO
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