5月の風

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風立ちぬ
いざゆきめやも

新しい風といっしょに旅立てるか

ワインのおりのように心の中に沈殿しているものがあって
飛び立とうとする足を捉えている
その「おり」はとても魅惑的なので
ふりきれない

ともあれ、この湖のこの浜は美しい
しばらくはひとやすみ


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# by myway2015 | 2016-05-17 10:55 | Comments(0)

卯月、うつうつ、うつつ、うつらうつら



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季節の好き嫌いが、年を経ると変わるらしい。

子どもの頃からそう遠くないむかしまでは、とにかく夏が好きだった。

今は、

忘れ形見のように、心を鎮めさせてくれる白いものを眺めたり

冷たいはりつめた空気の中に、ジンチョウゲが風の向きに漂ってふっと香りだしたり、

桜の幹の中で血流がどっどと脈打っているようなエネルギーの高まりの音を聴いたり、

・・そういうことのできる2月が少し好き。

中途半端で、もやもやとして、どちらともつかない3月は苦手。

で再び、昨年も書いた谷川俊太郎の詩、武満徹の作曲

「三月のうた」

わたしは花を捨てて行く、ものみな芽吹く三月に
わたしは道を捨てて行く 子等のかけだす三月に
わたしは愛だけを抱いてゆく
よろこびとおそれとおまえ
おまえの笑う三月に



と、この歌があるから三月が少し苦しいのね。

とにもかくにも、4月となりました。新しい新しい4月!
漠然とした茫洋とした4月。

桜狂想曲が終わったら若葉青葉の季節がやってくる。
それまでこの4月の中でうごうごと蠢くことにいたしましょう。


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# by myway2015 | 2016-04-06 13:31 | Comments(0)

白い華麗なる魔物

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「白い色は恋人の色」と歌ったのはベッツイ&クリス?

早春の、白い花の大群は、恋人の色どころではない。
風にうねり盛りあがりさんざめき、おそいかかる魔物の手足のような白い群れ。

白髪三千丈

白は、清潔純真というよりはすべて知り尽くして血の色も抜けたような
ある種の恐ろしささえ感じる色

梅も雪柳も木蓮も桜も、春に花咲くためにどれだけのエネルギーを必要としているのだろう。


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# by myway2015 | 2016-03-14 21:57 | Comments(0)

佐保姫のおでまし

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    春の姫神は、はにかみながら少しづつ顔をのぞかせる。

    冬将軍様が、まだ何度かもどってくるかもしれないけれど、
    「ほら、もうここにいるわよ」なんて陽射しの中で微笑んでいる。

    その明るい笑顔に誘われて、白いブラウスにピンクのカーディガンなど羽織って街を歩きたい気分。

    *
    佐保姫の糸染め掛くる青柳を吹きな乱りそ春の山風

    平兼盛詞花集



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    # by myway2015 | 2016-03-08 14:17 | Comments(0)

    扇によせて

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    親が残してくれた懐かしいものはたくさんあるけれど
    これはまだ中学生だった頃に両親が金沢のお土産に買ってきてくれたもの。
    年頃から判断して、親たちは娘の十三参りを意識したのかしら。

    飛んでいるのは蝶ばかりでなく、灰色のはもしかしたら蛾・・蚕蛾なのかもしれない。

    とてもとても好きな扇だったのに、使い方がよくわからなくて買ったお店の袋に入れて仕舞ったままだった。

    扇は日本が発祥だそうだ。
    蒸し暑い日本の夏だからこその人々の知恵。

    帯にさした小さな扇にはこんな模様が詰まっている・・とひらいた優美な世界を想像するのも楽しい秘め事。

    閉じたものを開く・・変化のその瞬間の驚き、喜び。





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    # by myway2015 | 2016-02-23 12:42 | Comments(0)

    思いつきひとりごと


    by BIKO
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